●○大雪

身動きとれない。



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ちょっと暗い話なので、読まない方がいいかもです。

でも残したかったので書きます。



昨日朝、自転車で通勤してる途中で、車にひかれたネコが車道に。

ネコって、逃げる時に追われるように逃げるらしいです。逃げる方向が車やバイクの進行方向と一緒、ということですかね。

仕事に遅刻するかもって思ったんですけど、どうしてもそのネコが通行人にジロジロ見られるだけ見られて、放置されるのは嫌だなぁ、また車にひかれるのも嫌だなぁと思い、上着を脱いで、下に着ていたカーディガンでネコを包んで、歩道の木の下にそっと寝かせました。胴体は損傷がなく、服を着せてあげている時も、嫌がって逃げ出すんじゃないかって思うくらい。ただ頭、顔はとてもじゃないけど、見てられない。もうあたたかさはありませんでした。もちろん、私の服で包んだくらいであたたかさが戻ってくるわけではないんですが、このまま寒いところでは、もっと寒かろうと思って。こういう時、市役所とかそういうところに電話するんでしょうけど、電話番号もわからないし、どこかにお墓を作ってあげたかったんですけど、そういった道具も何もなかったので、申し訳ないとは思ったんですけど、何も出来ませんでした。


ノラネコって、どういう人生を送るんでしょうかね。この前、テレビで『毎日500匹ほどの野良犬・野良猫が殺処分されている』と放送していました。


うちにはネコがいます。おかげさまでたくさんの人にかわいがってもらっています。人によって好みがあるようで、リョウ好きな人とリュウ好きな人と。まぁどっちが好きと告白されても、娘はやらん!ってカンジなんですけどね。あ、どっちもオスですけど。


リョウもリュウも、家猫です。外に出しません。病気とかノミとかもらってきても困るし、知らないネコとケンカするかもしれないし(したら多分負けて帰ってくると思う)、事故するかもしれない、帰ってこなくなるかもしれない。


あまり考えたくないですが、寿命まで一緒にいたい。見守ってあげたい。それが一番幸せなコトで一番難しいコトなんでしょうけど。てか、それは私のエゴなんでしょうけど。


私がそう思うのには、ネコがかわいいというのもありますが、昔実家で飼っていた2匹の犬の存在があるからです。





私が小学生の時、子犬がうちに来ました。何がキッカケだったか忘れました。もしかしたら私達兄妹がお願いしたのかも。

ゴールデンレトリバーでした。めちゃくちゃかわいくて、大きくなってもめちゃくちゃ美人でした。名前は『小夏』。もっと外人っぽい名前にしたらよかったのに。

小夏がだいぶ大きくなってから、もう一匹ゴールデンレトリバーの子犬が来ました。『銀次』。銀次もめちゃくちゃ男前でした。めちゃくちゃ強かった。大きくなって散歩とかいくと綱引き状態。よく振り回されました。妹によく飛び掛ってましたが、白熊かと思ったぐらい。


小夏を訓練所に預けたこともありましたが、結局帰ってきたら『お座り』以外は
忘れて無邪気に遊んでました。寂しかったのはお互い様だな、とか思いました。




大学のため、18歳で大阪に出てきたんですが、数回しか帰省しませんでした。



2、3年たって、『銀次が死んだ』と連絡がきました。


雷がずっと鳴ってたその日。

雷が怖くて、逃げ回ってたその時、首輪が庭の柵にひっかかったそうです。


私は連絡をもらった日、大学のゼミの旅行中でした。帰ってきて、実家へ。


もう銀次には会えませんでした。走り回っていた庭の一角にお墓を作って埋められた後でした。




それからまた2、3年後。

帰省した時、小夏は元気でした。

次に帰省した時、小夏の顔が変形していました。


顔の半分に悪腫瘍がありました。あんなに美人だった小夏の顔が。病院の先生は『もうそっとしておいたほうがいいでしょう』と言っていたそうです。その日は小夏と一緒に寝ました。学校帰りに玄関先で飛びついてきた小夏だったのに、動きが鈍くなって、横たわって時々水を飲むのにむくっと起きるくらいでした。


それから数日して、小夏が死にました。



家族のみんなが見守る中、大きく5回スー、フー、っと深呼吸をして、それから呼吸をしなくなったそうです。私は大阪にいました。


葬儀の為、駅まで車で迎えに来てもらい、葬儀場へ。

車の一番後ろの席に小夏が寝ていました。最後に何を食べたのだろうって思うくらいおなかがパンパンでした。


よく車酔いをしていました。犬も車酔いするんだなぁと笑ったり、酔いがひどくて、服がよだれだらけになりました。車内で暴れてた小夏でした。今はおとなしく寝ています。もう起き上がることがないとわかっていても、わからない。なんか起きてきそう。


火葬の時、私はぐちゃぐちゃに泣いてました。


終わった後、係りの人が『結構暴れたみたいですね』と言いました。












もう何年前の話なのかも、わたし正直わからなくなっています。ちゃんと覚えておいてあげないといけないのだろうけど。


母が単身赴任で千葉へ、その後現在大阪へ。

兄は結婚をして、実家とはちょっと離れたところへ。

妹も結婚をして関東へ。


実家には父しかいません。父って呼んでいいのかな。呼んだことないけど(笑


兄の結婚式の時に、ふと実家に帰ったけども、もうすごい状態でした。モノが溢れすぎ。

前、母の家に遊びに行った時「実家の片付けしに行こうよ」と誘われたんですけど、大阪生活に慣れてしまった私は、『えー。めんどくさいなー。』とノリ気じゃなかったんです。

このまま実家はどうするんだろう。まぁ母が定年後、実家に帰るんでしょ?でもおじいちゃんおばあちゃんちもあるんだし、実家も売っちゃってみんなおじいちゃんおばあちゃんに行ったらいいんじゃない?そしたらおじいちゃんおばあちゃんも寂しくないし、楽しくなるんじゃない?そしたらあたしも結婚とか出来ないだろうから、面倒見てよ(笑



なんて言ったら、母は

『いや。あの家は絶対手放したくない。』


とキッパリ。理由は聞きませんでしたが、まぁおじいちゃんおばあちゃんちは山の奥で不便だしね、とか思ってました。





そうだった、あの家の庭には銀次が寝てるんだった。


私もあの家の玄関で小夏と寝たんだった。





私はなんでいつも、大切な事を忘れてしまうのかなって。




もっと、なんていうか。


だから自分はダメだなって思いました。